05年12月04日( トライアル )

・・・・・ロータス エクシージ 日記 12  遂に 2.0g版 3ZZエンジン完成!

 

3ZZ エンジン

 

Lotus チューニング Lotus チューニング

 

 

コンピューターハーネスで時間がかかっていた3ZZが遂に完成した ヽ(゚∀゚)ノ

CPUは APEX パワーFC と HKS Vプロ の2基掛けとした。

CPUセットだ。

パワーFCでVVTをコントロールさせている。

 

 

ロータス CPU ロータス CPU

 

ハーネスカプラーを製作するにあたり、

今回はイギリスからCPU用ハーネスと車体側ハーネスを取り寄せたが、

これが問題である。

 

時間と費用がかかりすぎる。(メーカー欠品状態もあって)

 

 

又、今回は12月9日の雑誌取材の為、エンジン慣らしは約800kmしかできていないが、

大まかな所でのセッティングを行った!

(まだエンジンが固い気がする…。)

 

 

その段階でのパワーが、230.1ps!

ロータス チューニング ロータス チューニング

パワー                                   トルク

 

 

今週には、実走チェックとフィーリングチェックを岡山国際サーキットで行う予定である。

 

 

3ZZ エンジンのノウハウをチョット公開
 

ロータスのノーマル( 2ZZ )エンジンと 3ZZ エンジンのパワー比較グラフと分析

 

ロータス チューニング

 

グラフを見て解るように、5速 3100 rpm から すでに 3ZZ エンジンの方がよりパワーが出てます。

そして、ロータス乗りの方なら体験されていると思いますが、

ノーマルは 6300 rpm でVVTが切り替わって、7700 rpm 位までは加速感があり、

その上は惰性で 8300 rpm 迄 回る感じです。

 

今回の 3ZZ エンジンは、5700 rpm でVVTを切り替えてます。

当然 5700 rpm 迄 でもノーマルとはパワーが違います。

VVTの切り替えポイントは任意に変えれます。走る場所により、オリジナルのVVTマップを作る事も可能です。

 

その上、5700 rpm 以上の回転でも ノーマルとは全然違うパワーを得る事ができます。

高回転になればなるほど、パワーが上がってきます。

パワーチェックの12月6日時点では、レブリミットを 8600 rpm で入れてます。

 

2日後に 8800 rpm 迄 レブリミットは引き上げました。

 

尚、今回の 3ZZ エンジンのコンロッドはH断面クロモリ鋼を使用してますので、

まず折れる事はないですが、ノーマル材質加工コンロッドを使用する場合は

レブリミットを 8300 rpm (ノーマルと同じ)迄と設定してます。

 

( 過去の開発実走サーキットテストで、コンロッドが折れた経験があります。

又、その時はチョット悪さをしてノーマルより 25g の軽量をしたためかもしれませんが… )

 

 

 

 

 

 

05年12月07日(岡山国際サーキット )

 

岡山国際サーキット(旧 T・Iサーキット)で

エンジン完成後の初シェイクダウンテストを行った。

 

外気温 7.2 ℃

路面温度 9.4 ℃

 

とても寒く、ロータスの車重ではダンロップ 02G タイヤの R1 コンパウンドは

とても溶けそうな感じがしないほどの寒さだ。

 

9月にテストした時のフィーリングを思い出しながら走行してみた。

 

やっぱり、パワー&トルクがノーマルと比較して体感出来るほど

上がっている。

各コーナーの回転数も 200rpm 以上

上がっている

水温 78℃〜83℃、油温 80℃ で安定

タイヤグリップは3周を超えたくらいからやっとグリップし、

結果的に 1’48”253 だった。

 

48秒台は安定して何周も出てた。

(私が乗って48秒台は、誰が乗っても48秒台で走る車ということです。)

 

サウンドもグッドでなかなか軽快ないい音だ。

 

 

今の状態で、プロドライバーが乗って46秒台だろうと思われる。

細部のセッティングを煮詰めて私が乗って46秒になれば

44秒台で走るロータスができあがるという事だな!?

 

 


カキカキ ( ..)_φ

Vol . 21

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